
岩倉パラレル
1.監督兼選手
中村 圭吾(H7年卒)
2.クラブ所属のOB・OG
北村 良一(H7年卒) 伊藤 奨(H8年卒) 野口 直裕(H9年卒)
塚中 学(H10年卒) 共田 貴彦(H12年卒) 一橋 俊介(H13年卒)
山田 純也(H14年卒) 谷 勝幸(H14年卒) 川合 裕士(H14年卒)
中出 匡宣(H19年卒) 川本 悠介(H20年卒) 高橋 翔太郎(H20年卒)
高橋 奈友巳(H20年卒) 春日井 敬慈(H21年卒)
3.クラブの歴史
岩倉市体協として発足する。クラブチームとしては、愛知県社会人クラブリーグ戦の発足以来参加し、30年以上の歴史があります。
4.チーム構成
男子A〜Eの5チーム、シニア1チーム、女子A〜Cの3チーム、登録人数合計57名(うち
南山大学卒業生は15名)、10代から60代まで幅広い年代の選手が所属しています。主には岩倉を中心に、小牧・犬山の尾張地区の選手で構成し、全体で9チームという大所帯ゆえに、各自の目標に合わせチームを選択しています。
5.活躍する南山生
男子のAチームは、2部に所属し、中出匡宣・高橋翔太郎が1部昇格に挑戦します。全日本社会人大会に参加する選手も所属し、技術向上を心がけています。Bチームは、30代の南山大卒の選手が中心で、塚中学 (旧姓筧)の中日楯優勝をはじめ、地区代表や地域大会の入賞の経験を重ねて力をつけ、2部目前まで駒を進めました。現在も環境と折り合いをつけながら、勝敗にこだわりを持って頑張っています。Cチームは、伊藤奨を中心に、主に南山大学でバドミントンに出会った選手で構成し、幅広い年代の卒業生を抱えるが、南山大卒のバドミントン好きをキーワードに活動しています。
女子は、かつては、篠原里美(旧姓梶野)が牽引し、1部リーグで活躍しましたが、現在は、高橋奈友巳の所属するAチームが2部復帰を目指しています。
6.クラブの活動
尾張地区を中心に、各自の在住地域で日常の練習を行っています。リーグ戦が近くなると、1部リーグの選手を招き、合同で練習会を行っています。
7.バドミントンとともに(中村 圭吾)
大学を卒業後に、地元のクラブチーム岩倉パラレルに入り、15年が経ちました。大学でバドミントンを始め、学生時代に、団体戦に出場する力をもっていなかった程度の力量で、まさかこれまでプレーを続けられとは思っていなかったです。
多くの人に出会う中で、自分の気持ち一つで力を伸ばすことができると信じ、自ら環境を作ることが、社会人プレーヤーとして成長するために大切なことだと思いました。
また、チームはもとより、県の社会人連盟の運営に携わることになり、社会人としては、ただ勝つことが目的ではなく、貴重な時間を使い気心が知れたメンバーと、楽しく時間を過ごすことの大切さを知りました。
年代の違い、環境の異なり、十人十色の気持ちの人たちが、コートに入れば同じシャトルを懸命に追う。そこには、技量のレベル差もなければ、社会的立場の違いも度外視されています。バドミントンは、生涯スポーツとして、コートの内外でたくさんのものを与えてくれ、人としての奥行きを教えてくれました。
バドミントンは、何百もの出会いを与えてくれました。その一方で、同じ環境で育った南山の卒業生には、自分の活動の核として支えていただきました。自分が監督を務める岩倉パラレルは、今や約60名をかかる愛知県最大のクラブチームとなっています。10年ほど前に、チームの運営を任されたのですが、練習環境の整備やチーム力アップのために、南山の同窓の仲間には本当に助けられました。特に、塚中学(旧姓筧)くん、伊藤奨くん、篠原里美(旧姓梶野)さんら共に学生の時を過ごしたメンバーには、時には頼りすぎたり、不満をぶつける先にしたりと、悩みを聞いてもらったりと、迷惑もかけたこともあったけれど、今、不肖ながら、社会人バドミントン界を支える重責を担わされていますが、それは、社会人になり、本音をぶつけられる南山の同窓生プレーヤーたちの存在のおかげです。社会人のバドミントンの世界には、どこまでも壁がなく広がる可能性を秘めています。
しかし、それは、南山で身につけた技術とともに、バドミントンについて語った南山の仲間という幹があったからです。
南山での4年間の部員生活が、何であったかと問われれば、「知らない土地にいっても、世界を広げるだけのバドの技量」を与えてくれた、と答えたいと思います。
(岩倉パラレル 中村)